JTT推し
JTT試合結果 阿出川凌真

【試合結果】DEEP HAMAMATSU IMPACT 2026 2nd ROUND|JTT参戦選手 試合結果まとめ

2026年10月12日アクトシティ浜松で開催されたDEEP HAMAMATSU IMPACT 2026 2nd ROUND。JTTは阿出川凌真・佐藤聖優・ルーク中村が3戦全勝。佐藤はプロデビュー戦でドミネート判定勝ち、ルークは2RにRNCで一本勝ち。各試合の内容と所感を振り返る。

大会情報

EVENT INFO
TOURNAMENT 開催済み

DEEP HAMAMATSU IMPACT 2026 2nd ROUND

日付
時間 14:00
会場 アクトシティ浜松展示イベントホール
配信 DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ(13:50から生配信)

2026年10月12日、アクトシティ浜松展示イベントホールで開催されるDEEP浜松大会。JTTからルーク中村・佐藤聖優・阿出川凌真の3選手が出場する。佐藤聖優は5分2Rのプロルールでの出場となる。

関連記事
イベント詳細へ →

記事「【試合結果】DEEP HAMAMATSU IMPACT 2026 2nd ROUND|JTT参戦選手 試合結果まとめ」のアイキャッチ画像

2026年10月12日(月・祝)、アクトシティ浜松で「DEEP HAMAMATSU IMPACT 2026 2nd ROUND」が開催された。JTTからは阿出川凌真、佐藤聖優、ルーク中村の3選手が出場し、3戦全勝で大会を終えた。第6試合(アマチュアSルール)の阿出川はRYUAに判定3-0で勝利。第12試合の佐藤はプロデビュー戦で前田游に判定3-0(20-18×3)で勝利。第15試合のルークは一輝を2R 3:14にリアネイキッドチョークで一本勝ちし、前回の浜松大会の敗戦から立ち直った。各試合を順に振り返る。


所感まとめ

  • 阿出川凌真: 打撃を見せてからのダブルレッグで終始主導権を握った。グラップリングの攻め手を増やすことが課題だが、アマチュアとしては完成度の高い内容。プロデビューは近い。
  • 佐藤聖優: 柔術ベースの相手に下からの仕掛けを許さず、2R通してドミネートした。初のフライ級も問題なし。次は効かせるパウンドとエルボーでフィニッシュまで持っていく力。
  • ルーク中村: スタンドで分の悪いキック出身の一輝に、ダブルレッグ、4の字バック、鯖折りと組みの引き出しで勝ち、RNCで極め切った。組みのスタミナとスタンドの強化が次の課題。

大会概要

  • 大会名: DEEP HAMAMATSU IMPACT 2026 2nd ROUND
  • 日程: 2026年10月12日(月・祝)開場13:30 / 開始14:00(2部MMA)
  • 会場: アクトシティ浜松 展示イベントホール(静岡県浜松市)
  • 配信: DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ(13:50から生配信)
  • 公式サイト: DEEP HAMAMATSU IMPACT 2026 2nd ROUND

10月11日の前日計量では、JTT勢3選手・対戦相手ともに全員がクリアした(DEEP公式)。


JTT参戦選手 試合結果

阿出川凌真 vs RYUA(DEEPフライ級 / 3分2R アマチュアSルール|第6試合)

結果: 阿出川凌真の判定勝ち(3-0:20-18/19M-19/20-18)

計量

  • 阿出川凌真: 57.15kg(パス)
  • RYUA(CLUB F3): 57.15kg(パス)

試合の背景

阿出川にとってはアマチュアDEEP初戦。前戦のDEEPフューチャーキングトーナメントでは1回戦を判定で勝ち上がり、2回戦でBLOWSのケン・モーリスに競り負けており、そこからの復帰戦となる。柔道ベースの組みに加え、フェイントでプレッシャーをかけてストレートを当てるスタンドを持つオールラウンダーだ。

対するRYUAは東三河のCLUB F3所属で、開催地・浜松に近い地元勢。組みにも打ち合いにも行ける思い切りの良さが持ち味で、試合予想記事では「RYUAが下がれば阿出川の一本・TKOもあり得るが、打ち合いになれば分からない」と見ていた。

セコンド

朝比奈龍希 / 平野洋太郎

試合内容

1R:

RYUAはカーフキックから入る。阿出川はダブルレッグでクラッチして壁までドライブしてTD。 足を束ねて背中をつかせにいくがRYUAがディフェンス。阿出川がサイドポジション。

RYUAはバックを取らせて立ち上がりに入る。阿出川は左足を両足でフックしながらシートベルトグリップ、そこから壁を蹴ってバックテイク。 阿出川は足のフックを狙いながら、片腕をコントロールしながら首に腕を巻いてプレッシャーをかける。

RYUAが立ち上がろうと反転する動きについていきRNCを狙うが、足のフックが入り切らず極まらないまま、立ち上がってスタンドへ。 阿出川がレベルチェンジからの前手フック、RYUAのジャブに被せの右フック、RYUAのカーフに前手フックを合わせる。 RYUAが効いてないアピール、それに合わせて阿出川が踏み込んでのオーバーハンド、これは外れる。

RYUAの右に対して被せの前手フック、これも少し外れる。 阿出川がダブルレッグからTD、尻をつかせる。足を束ねて背中をつかせにいくが、RYUAはディフェンス。阿出川がバックをとりにいくがRYUAが落として立ち上がり、際でバックについてスタンドバック。

阿出川は小手を巻きながら内股で柔道投げ、スクランブルからバックを取り直してスタンドバック。 TDを狙うが、RYUAがディフェンスしてラウンド終了。

10-9 阿出川

2R:

阿出川がレベルチェンジのフェイントからの前手フックをヒット、さらにRYUAの右ストレートに合わせたフックがヒット。

RYUAのオーバーハンドを外し、RYUAの前手フックにダブルレッグでクラッチ、ドライブしてTD。 足をまとめてコントロールに入る。RYUAはなんとか立ち上がりに行くが、阿出川がサイドバックから片足をフックして逃がさない。

RYUAは阿出川の腕を掴んでディフェンス、四つに戻してヘッドダウンからの膝。 RYUAが小手を巻いて阿出川のバックテイクをディフェンス。阿出川が足をすくってTD、バックテイクから足のフックを狙うがRYUAがしっかりディフェンスして入れさせない。

RYUAが反転して上を取りハーフガード。RYUAがパウンドを打つ中、阿出川は立ち上がったところで試合終了。

10-9 阿出川

所感

阿出川選手は一発のあるRYUA選手の打撃を警戒して、打ち合いには付き合わず打撃を見せながら組んでサブミッションを狙いにいく作戦。

RYUA選手のディフェンスがしっかりしていたのでバックテイクから足のフックまでは行けず。

壁レスやレスリングの攻防は阿出川選手の方が上回っておりRYUA選手が攻勢に出たのは、最後に阿出川選手が攻めすぎたところを反転して上を取った場面だけ。

残り30秒を切っていたため時間は足りなかったが、ジャッジ1名は2RをRYUA選手につけており、結構危なかった。

スタンドは基本的に阿出川選手が上回っていたので、確かにRYUA選手の荒めの一発のある打撃は危険ではあるがスタンドの展開でも良かったのではと思う。

遠目ではなく打撃の間合いからのダブルレッグは非常に強力。ただグラップリングでの攻め方のバリエーションが少なく、最終的に上を取られてしまったのは改善点なのだが、アマチュア選手の試合という見方で見れば非常にレベルの高い試合内容だった。

打撃と組みの連動も非常によくアマチュアの時点で非常に完成度が高い。

次戦、次々戦くらいでプロデビューとなると思われるが、頑張って欲しい。

特にここからプロまでにどこを伸ばすかは非常に重要となるだろう。


佐藤聖優 vs 前田游(DEEPフライ級 / 5分2R|第12試合)

結果: 佐藤聖優の判定勝ち(3-0:20-18×3)。プロデビュー戦を白星

計量

  • 佐藤聖優: 57.10kg(パス)
  • 前田游(クラブバーバリアン): 57.00kg(パス)

試合の背景

佐藤聖優のプロデビュー戦。高校レスリングで全国区の実績を持ち、JTT入り後はDEEPアマチュアで3戦3勝。アマチュアではバンタム級・64kg契約で戦っており、フライ級は今回が初めて。初の減量を57.10kgでクリアしてケージに上がった。

対する前田游は富山の名門クラブバーバリアン所属のMMA甲子園優勝者。プロ戦績1勝1敗で、柔術ベースに打撃もある選手だ。試合予想では「組み力の差で佐藤有利、判定決着」と見ていた。

セコンド

髙尾凌生 / 山木麻弥

試合内容

1R:

ジャブの差し合いからスタート、すぐに佐藤がタックルでTD、マウントを取るが前田がリバースからバックテイクを狙いにいくが佐藤は冷静にディフェンスして落とす。

佐藤ががぶりのポジション。前田は立ち上がろうとするが佐藤ががぶりから引き落として膝をつかせる。

佐藤はがぶりから、バックを狙いにいくが、前田が合わせて立ち上がろうとすると、がぶりなおして再びキープ。

再びバックを取りにいくが、今度は足のフックも行い立たせないようにする。バックからパウンドを差し込み、前田が立ち上がろうとするとバックでクラッチして再び寝かせる。

佐藤は前田の右手をコントロールしながら左手でパウンド連打、逃げようとする前田の右腕を両足でフックして逆クルスフィックスからパウンド。

前田はなんとか立ち上がろうとするが佐藤に潰されて立ち上がれない。

佐藤は前田の右手をコントロールしながらパウンド、掌底パウンドも混ぜる。

立ち上がりたいので左手を突くのだが、ついた左手は足で狩られて立ち上がれない。

前田が止まるとパウンド連打、動くとキープ。完全にドミネートな状況。

佐藤が、師匠譲りの膝を横っ腹に突き刺す。前田が腹をガードすると頭にパウンド。

10-9 佐藤

2R:

前田が左右のフックで出るが佐藤がフックを合わせる。前田が組みにいくが佐藤が小手を巻いてディフェンスしスクランブル、佐藤が上を取りハーフガード。

佐藤は一旦立ち上がりオープンガードに戻し、足を払いながらパウンド。前田が立ち上がるために転がって膝をつくが佐藤は両足で右手をフックして、1R同様逆クルスフィックスの形からパウンド。

前田は立ち上がろうとするが、佐藤が許さず、サイドから腹に膝。前田はパウンドを受けながらも佐藤の左腕を2on1でグリップしてスクランブルを起こし片膝の姿勢で胴クラッチに成功。立ち上がりに行くが佐藤がニーシールドと小手巻きで抵抗し拮抗。佐藤のバランス力が素晴らしい。

前田は立ち上がりきれず逆に潰されてハイマウント気味のハーフガード、佐藤はエルボーパウンドを落とす。

前田はそれでも立ち上がろうとするが佐藤が投げてサイドポジション。

佐藤はコントロールを重視しながらもパウンドを落としていく。

壁に詰まって反転できなくなったところで佐藤はエルボーとパウンドの連打、前田はパウンドをもらいながらも立ち上がろうとするが、やはり佐藤は許さず膝をつかせて脇腹へ膝。

前田は佐藤の足を掴み、なんとかスクランブルを起こそうとするが、佐藤がパウンドを連打。

前田が止まると、脇腹への膝。パウンド連打。

前田はそれでも立ち上がろうとし、佐藤が抑えるタイミングで動いてバックテイクの形にしてから反転し腕十字を狙いに行く。

が、佐藤はしっかりと対処。セットを外してオープンガード、そこからの三角のセットもしっかり外して再びサイドバック。

そのままパウンド連打、腹への膝蹴りを入れて試合終了。

10-9 佐藤

所感

ドミネート。

柔術ベースの選手に対して下からのサブミッションが仕掛けづらいポジションでコントロールしながら削りきる完璧な形。

途中、前田選手の腕十字や三角のセットの場面もあったが、難なく対処し殴り続ける。ある意味で何も起きなかった試合と言って良いと思う。

試合前の予想で、組みに関しては相当に差があると思っていたが、ここまでとは思っていなかった。

強い。これはアマチュアでは試合が組まれないわけだ。64kgで試合をすることになるのも頷ける。

初のフライ級も問題はなさそう。

強いて言えば「パウンドをまとめてTKOもできたのでは?」とは思うが、コントロールを重視したとも言える。

この戦い方を進めていくのであれば目指す先はダゲスタンやキルギスなどのスタイルになっていくと思うので、いわゆるグラウンド・アンド・パウンドに関する技術の向上が必要になってくると思われる。

グラウンドの腹への膝はかなりうまく使えていたが肘を使える場面はもっとあったように見える。

効かせるパウンド攻撃は意外と見逃されがちな技術だが、UFC PIでのMMAスキル一覧でグラップリングとは別にGround and Poundが設定されているように、実は重要な技術と言える。

今後の佐藤選手のスタイルを考えた時に、パウンドで効かせる、エルボーでカットする、パウンドを利用してサブミッションに繋げる、という技術が非常に重要になると思われる。

あと、ファイトパンツがずれないか見ていてハラハラした。


ルーク中村 vs 一輝(DEEPバンタム級 / 5分2R|第15試合)

結果: ルーク中村の一本勝ち(2R 3:14 リアネイキッドチョーク)

計量

  • ルーク中村: 61.50kg(パス)
  • 一輝(MtF MUGEN GYM): 61.50kg(パス)

試合の背景

ルーク中村の復帰戦。前戦は同じDEEP浜松(5月)でボンサイ柔術の伊藤一輝に1Rのバックコントロールを許し、判定0-3で敗れている(前回大会の試合結果)。

対する一輝はRISEで戦うキックボクサー。同じ5月の浜松大会でJTTの佐藤修斗に組みと寝技で完封されており、こちらも復帰戦となる。試合予想では「スタンドは一輝優勢。ルークが組みを混ぜて崩せるか」がポイントだと見ていた。

セコンド

中尾響 / 髙尾凌生

試合内容

1R:

フェイントの掛け合いからスタート、ルークが少し踏み込むと一輝が前手フック。

ルークはジャブフェイントからタックルからドライブ、ダブルレッグで持ち上げてTD、一輝は壁を背中につけて立ち上がろうとするが、ルークが足をフックしたまま引っ掛けて尻をつかせTD、そこからハーフガードまで進む。

ルークはパウンドを連打、エルボーパウンドを狙うがバランスが悪く、一旦立ち上がり足を抱えて大きなパウンド。

一輝のオープンガードの中に入りパスガードを狙いハーフガードだが、ルークの腰が少し浮いている隙を狙って一輝は立ち上がろうとするが、ルークは足をフックしてバックテイクを狙う。

一輝は立ち上がろうとするが、ルークが許さずバックテイク、RNCを狙いながら4の字フック、RNCは一旦解除。

一輝はリバースを狙うがルークはしっかりとついていきうつ伏せで足を伸ばした状態にできたが、一輝がルークの腕を掴んで離さないため展開を進められない。

ルークはなんとかクラッチを外してパウンド連打、首に腕を巻いてRNCを狙うが、一輝はそこは許さない。

ルークはバックテイクのままパウンドを落としてラウンド終了。

10-9 ルーク

2R:

一輝がプレッシャーをかけながらカーフ、そこからワンツー、ツー、からローのコンビネーション。ルークはガードしながらサイドステップで抜けてリング中央へ。

一輝がカーフを2回蹴りプレッシャーをかける。

一輝はルークのストレートにフックを返し、さらに前手フックからストレートからハイキック、ルークはガードで凌ぐ。

ルークは一輝のカーフに胴タックルを合わせるが、一輝が凌いでTDできず、ルークが下のオープンガードの状態に。一輝は蹴りを入れてルークを立たせる。ルークの組みを切れたことで一輝は観客にアピール。

やはり一輝のプレッシャーにルークは下がる、一輝のストレートに前手フックを合わせるが一輝はさらに前手フックを返す。ルークはガード。

一輝のプレッシャーに壁際になったルークはカウンターを見せながらサイドステップで抜けようとする。

これを追いかけた一輝にルークは一輝の左手を巻き込んで胴クラッチでクリンチし、そのまま鯖折りでTD、マウントポジション。

ルークは慎重にマウントをキープ、ハイマウントへ移行。エルボーパウンドを落とす。

左腕で頭を押さえながら大きなパウンド、プレッシャーをかけていく。

一輝は逃げようとリバースを試みるがルークが対応して、バックテイクで4の字フックで大きいパウンドを連打。

逃れようとした一輝の顎が上がった瞬間を見逃さず、RNCで締め上げて一輝がタップ。

所感

予想記事でも述べた通り、スタンドでは一輝選手が有利。ルーク選手にはMMAファイターとしての新たな手札が求められる試合だった。

初っ端タックルからダブルレッグでリフトしてのTDを見せ、バックテイクから4の字フックのMMAグラップリングの王道をみせ、2Rスタンドで追い詰められる場面でも、渾身のクリンチからの鯖折り。

MMAファイターとしての引き出しで、キック出身選手に勝利した。

もちろん一輝選手の組みや寝技の対応が、まだMMAプロ戦では少し足りていなかったところもあるのだが、それでもしっかり極めきっての勝利は非常に大きい。

実際、一輝選手の前戦の相手だった佐藤修斗選手は、ドミネートしながらも極め切れなかった。それだけに嬉しい勝利だ。

前戦、4の字バックでコントロールされての敗戦から逆にグラップリングでの勝利。素晴らしい。

もちろん課題はあるだろう。

明らかに組みのスタミナが足りてなさそうではあった。フィジカルも足りていないようには見える。

ここから上に上がっていく時のことを考えると、一輝選手のようなキックやボクシングをベースに持つ選手に負けないスタンドが必要になるのは間違いない。

まだ20歳、どんどんここから成長を期待して応援していく。


関連記事

あわせて読みたい

同じ大会の記事です。

同じ大会の試合予想 【試合予想】DEEP HAMAMATSU IMPACT 2026 2nd ROUND|ルーク中村・佐藤聖優・阿出川凌真のJTT3試合を展望

2026年10月12日アクトシティ浜松で開催されるDEEP HAMAMATSU IMPACT 2026 2nd ROUND。JTTからはルーク中村・佐藤聖優・阿出川凌真の3選手が出場。復帰戦、プロデビュー戦、アマDEEP初戦という3つの異なる局面を、相性と展開予想からJTT目線で整理する。

出場選手の関連記事

同じ選手が登場する記事です。

関連選手

この記事に登場する選手のプロフィールページです。

関連記事

同じ選手や近いテーマの記事です。