【試合結果】DEEP 133 IMPACT|JTT参戦選手 試合結果まとめ
2026年9月13日開催のDEEP 133 IMPACT試合結果まとめ。JTTからは髙尾凌生と仁井田右楽の2選手が出場し2勝0敗。髙尾はプロデビュー戦でNAOTAに20-18×3のフルマーク判定勝ち、仁井田は松岡疾人に2-1のスプリット判定勝ちでプロ3連勝を飾った。
大会情報
EVENT INFO2026年9月13日、後楽園ホールで開催されたDEEP 133 IMPACT。JTTからは髙尾凌生(vs NAOTA、判定3-0でプロデビュー戦勝利)と仁井田右楽(vs 松岡疾人、スプリット判定勝ちでプロ3連勝)が出場し2勝0敗。メインのメガトン級王座戦は大成が1R 0:23 TKOでシビサイ頌真を下し初防衛。負傷欠場が相次いだ本大会には秋元強真が登壇しサイン入りボール投げ企画も行われた。

2026年9月13日、後楽園ホールで「宗明建設Presents DEEP 133 IMPACT」が開催された。JTTからは髙尾凌生と仁井田右楽の2選手が出場し、2勝0敗で大会を終えた。第1試合の髙尾はNAOTAに20-18×3のフルマーク判定勝ちでプロデビュー戦を白星で飾り、第2試合の仁井田は松岡疾人に2-1のスプリット判定勝ちでプロ3連勝。各試合を順に振り返る。
所感まとめ
- 髙尾凌生: スタンドも壁レスも終始上回り、プロデビュー戦とは思えない強者の戦い方でフルマーク判定勝ち。ただしパンチがほぼ上に限定されボディが不足していた点と、自分から組みを仕掛ける経験がまだ積めていない点は、相手のレベルが上がる前に埋めておきたい。
- 仁井田右楽: 見た目ほど際どい内容ではなく、松岡のパンチをほとんどブロックしたうえで、2Rの膝とニンジャチョーク・フロントチョークの仕掛けで取り切ったスプリット判定勝ち。かねて指摘してきたスタンドのディフェンスは明確に改善した一方、壁レスとレスリングで競り合える相手が増え、得意の展開に持ち込みづらくなってきたのが次の課題だ。
大会概要
- 大会名: 宗明建設Presents DEEP 133 IMPACT
- 日程: 2026年9月13日(日)開場17:30 / 開始18:00(配信は17:55から)
- 会場: 後楽園ホール(東京都文京区)
- 配信: U-NEXT / DEEP・DEEP JEWELSメンバーシップ(ゲスト解説: 村元友太郎・伊藤裕樹、実況: 鈴木芳彦)
- 公式サイト: DEEP 133 IMPACT
海飛、瀧澤謙太、雅駿介、寉岡樹記の4選手が練習中の負傷で欠場し、本戦は全8試合に縮小された。前日計量は全選手がクリアしている。
JTT参戦選手 試合結果
髙尾凌生 vs NAOTA(DEEP 63kg以下 / 5分2R|第1試合)
結果: 髙尾凌生の判定勝ち(3-0=20-18、20-18、20-18)。プロデビュー戦で白星
計量
- 髙尾凌生: 62.90kg(パス)
- NAOTA(Roys GYM): 63.00kg(パス)
試合の背景
2006年4月22日生まれの20歳。K-1ジム五反田で第18回K-1アマチュア全日本大会Aクラス-60kgを制し、K-1甲子園でも準決勝に進出したキック出身の髙尾は、プロのキックには行かずJTTでMMAへ舵を切った。アマチュアMMAでは2025年10月5日のDEEP HAMAMATSU IMPACT 2025 2nd ROUNDで小笠原孝成にスプリット判定勝ち、12月14日のDEEP TOKYO IMPACT 2025 6th ROUNDで菊池佳歩を1R 1:50 TKO、2026年3月20日のDEEP 130 IMPACTで河島ノブヒデに判定3-0と、3戦3勝で今回のプロデビューを迎えた(DEEP 130の試合結果記事)。
当初は寉岡樹記(MASTER BRIDGE/INHERIT ONENESS)とDEEPバンタム級5分2Rで対戦予定だったが、寉岡が練習中の負傷で欠場。対戦相手はNAOTA(Roys GYM)に変更され、契約体重も63kg以下となった。
NAOTAは2005年11月18日生まれの20歳で、本名は村吉直太。沖縄県うるま市の出身だ。身長172cmとこの体重では長身のサウスポーで、明確な競技バックボーンは公表されていない。ただしBreakingDownのプロフィール表記では地下格闘技で25戦22勝2敗1分とされ、アマチュアキックの経験もある。実質的には地下格をバックボーンに持つ選手と言っていい。
BreakingDownでは沖縄代表選考オーディションでバンタム級の代表権を3連勝で勝ち取り、本戦では北海道代表の小林大起に判定勝ち。2025年8月10日のBreakingDown 16.5ではKINGKazuに0-3の判定で敗れている。
MMAでプロになるために上京してRoys GYMに所属し、ジムを運営する伊澤星花・CORO夫妻に鍛えられている。COROは元DEEP暫定バンタム級王者だ。
伊澤はJTTにも所属しているため、今回の試合では伊澤とCOROがセコンドに入らない配慮がなされた。両者ともプロデビュー戦、しかも急造カードという一戦になった。
髙尾は打撃のクオリティが折り紙付きで、アマチュアでは立ち技出身とは思えない腰の強さとスクランブル力も見せてきた。プロの5分2Rという時間設定と、デビュー戦のプレッシャーの中でそれを再現できるかが焦点だった。
セコンド
大嶋聡承 / 山木麻弥
試合内容
1R:
髙尾がオーソドックス、NAOTAがサウスポーの喧嘩四つ。
開始早々、両者の奥足のインカーフがぶつかり、髙尾の蹴りがヒットしてNAOTAがバランスを崩す。
髙尾はインカーフからリードジャブ、NAOTAの反撃にはバックステップで外す。距離とポジションの探り合い。
NAOTAが奥足ハイ、髙尾も奥足ハイを返す。お互いにフェイントを出し合いながら髙尾が前足カーフ。
NAOTAがステップインから前手フェイント、そこからツーフックのコンビネーション。ストレートがおでこにヒットするが、フックは髙尾がショルダーブロック。髙尾は前手フックで進行を止めながらツーフックを返すが、これはNAOTAのフックと交錯して外れる。さらに切り返しのオーバーハンドを振りながらケージ中央へ離脱する。当たらなくてもいいから大きな攻撃を振って離脱するこの動きは、アマチュア初戦でも見せていたものだ。
髙尾はすぐに壁近くにいるNAOTAにハイ、NAOTAはブロックしスイッチのローを返す。
髙尾はインカーフを当て、NAOTAの返しのローにストレートを合わせるが距離が届かず。距離は縮まってきている。
NAOTAのステップインのワンツーはバックステップで外す。
髙尾が飛び込みの前手フック、NAOTAはジャブで返すが髙尾はウェービングで対応。
髙尾は三日月蹴りからストレート、これも距離が合わず、NAOTAの返しのジャブにはスウェーで対応。
NAOTAのミドルと髙尾のインカーフが交差し、髙尾の蹴りがNAOTAの軸足を捉えてNAOTAが転倒。NAOTAのオープンガードの中から髙尾が大きいパウンドを落としにいくが、NAOTAは足を効かせながら外し、足関節のセットに入る。
髙尾は反応して即座に離脱しスタンドへ。
前手の触り合い、NAOTAはワンツーを仕掛けるが髙尾はバックステップで外す。
髙尾はハイキック、NAOTAのガードが上がってきているので続けざまにミドルキックを仕掛ける。
更にストレート、ミドルキックと攻め立てる。しかしNAOTAは崩れず、冷静に間合いを図る。
NAOTAはステップインのワンツー、髙尾はバックステップで外す。
髙尾はストレートから三日月、NAOTAは顔をしかめる。
そこから前手を払ってのストレートはヒットしているが浅い。距離が拳一つ分届かない。
プレッシャーを増すNAOTAに髙尾はハイキック、NAOTAはインローで返す。
ストレート、ジャブ・インカーフ、オーバーハンドと仕掛けるがNAOTAもガードして対応。
髙尾のミドルをNAOTAが掴んだところで、髙尾は掴まれたままワンツーをヒット、更に距離を詰めながらストレート。
髙尾はスイッチして踏み込み、前手でモーションを作りながら左のアッパーをヒット。そこからストレートを狙うが、NAOTAはアッパーをもらいながらもサイドステップで離脱。
髙尾がプレッシャーを増す。壁に詰めながらストレート、インロー、スマッシュからのストレートと狙うが、NAOTAも本命はしっかりブロックして外す。
髙尾がさらにプレッシャーをかけて前足カーフを当てるが、NAOTAは髙尾のストレートをダッキングで外しながら壁際から離脱。
NAOTAが中央を取り、ハイキック、インローと仕掛けるが、髙尾がインローにはチェックで対応。返しにストレートを仕掛けたところでNAOTAが合わせて胴タックル。
しかし髙尾が対応してクリンチできず、離れ際の右フックには髙尾がスリッピングアウェイ。反応の速さが際立つ場面だった。
髙尾は右ストレートから三日月蹴りのコンビネーション。NAOTAは嫌がり少し下がる。
髙尾はジャブ・ストレートと詰めながら打つがNAOTAはジャブに被せ気味のフックを浅くヒット。
互いに蹴りで触り合ってラウンド終了。
1Rは髙尾。コントロールで上回った。
2R:
髙尾のワンツーから入るが、NAOTAもインローからハイを返す。
髙尾もハイを返し、ボディにハンマーフックを狙うが外れる。
NAOTAのジャブに髙尾がフックストレートを合わせてヒット、NAOTAの鼻から出血。
髙尾がほとんどの攻撃にカウンターを合わせてきたのでNAOTAは手が出ない。髙尾が三日月をヒット。
再び髙尾が三日月を放つが、NAOTAはこれを受けながら蹴り足を掴み、胴をクラッチして壁レスへ。
髙尾はニーシールドで対応し右手を差し替えて反転し離れ際に膝を入れてスタンドへ。
髙尾はストレートで壁に押し込み、クロス距離の展開を狙うがNAOTAはサイドステップで離脱。
髙尾はプレッシャーをかけ直してストレート、三日月と放つ。NAOTAも返したいが髙尾のバックステップのタイミングが速すぎて攻撃に繋がらない。
髙尾は左アッパーからストレート、ジャブからミドル。NAOTAはミドルを掴み、再び壁レスへ。
しかし今度は髙尾は胴クラッチも許さず、即座にNAOTAの左腕をコントロールし反転、離れ際に大ぶりのエルボーを狙うが僅かに届かず。
再び、髙尾がプレッシャーをかけ始める。NAOTAもハイなどで返すが、髙尾は冷静にブロックしストレート。
髙尾の三日月をNAOTAが再びキャッチして壁レスに持ち込む。髙尾は今回も対応し、離れ際にエルボーをヒット。
髙尾が再びプレッシャーをかける。ジャブ、オーバーハンド、三日月、などで詰める。
NAOTAは胴タックル、これを髙尾は受けるが、NAOTAはそこからドライブして髙尾を倒す。スクランブルで髙尾は倒れながらNAOTAに密着は許さずオープンガードへ。
NAOTAはすぐに中に入ろうとするが髙尾は膝を入れながらパスを許さず、スペースを作り立ち上がる。NAOTAは立ち上がり際のバックを狙うが髙尾は許さず、壁レスで左手をコントロールしながらクリンチを切りスタンドへ。
髙尾はプレッシャーをかけてミドル、ストレート、三日月といれていくが、NAOTAが耐える。
髙尾のスーパーマンパンチもヒットするが、NAOTAは耐える。
NAOTAも髙尾のプレッシャーに返そうとするが、髙尾がそれをカウンターで待ち構えているので返しきれない。
NAOTAのタックルも髙尾は対応、NAOTAのクリンチからの足払いにも残り、逆にNAOTAを潰してオープンガードのポジションへ。
髙尾はパウンドを落としにいく。NAOTAは外して足を取りに行きたいが、髙尾がそれも潰し、ハーフガードからパウンドを当てる。NAOTAはクローズドガードに戻す。
髙尾はすぐに立ち上がりスタンドを要求。
最後は打撃を交換して試合終了。
2Rも髙尾。コントロール・ダメージとも上回った。
所感
プロデビュー同士とは思えない内容。
スタンドも壁レスも髙尾が上回っていた。グラウンドの展開はほとんどなかったが、おそらくグラップリングも髙尾のほうが上だろう。
それでもNAOTAが2Rを戦い抜けたのは、集中力を切らさず致命打を避け続け、やれることは全てやる精神で心が折れずに粘ったからだ。
こういう選手は伸びていく可能性が高い。まだRoys GYMに来て日は浅いが、この先、伊澤チャレンジ生の竹林エルのように覚醒して伸びるポテンシャルがあるのではと感じた。
髙尾は三日月蹴りで腹部を攻めてはいたが、パンチはほぼ上に限定されていたため、NAOTAはハンドガードで致命打を避けられていた。
1R終盤など早い段階でボディ攻撃を混ぜられていれば、2Rの展開はかなり変わっていた可能性がある。
また、相手のレベルが上がらないうちに、実際の試合で自分から組みを仕掛けることをトライしておくべきだろう。
試合内容を見ていれば壁レスも上手いし、おそらくグラップリングもしっかりできることは見て取れるので、組み・寝技のオフェンスの経験は絶対に必要だ。
レベルが上がっていく前に経験できるといい。
何にしても、本当に強者の戦い方だった。
初戦でこの内容であれば、次戦は相手のレベルが一気に上がる可能性がある。
仁井田右楽 vs 松岡疾人(DEEPフライ級 / 5分2R|第2試合)
結果: 仁井田右楽の判定勝ち(2-1=19-19仁井田、19-19仁井田、18-20)。プロ3連勝
計量
- 仁井田右楽: 57.20kg(パス)
- 松岡疾人(NEX SPORTS): 57.20kg(パス)
試合の背景
2006年7月10日生まれの20歳。極真空手をベースに、DEEPフューチャーキングトーナメント2024バンタム級を制してアマチュアを11戦無敗で駆け抜けた仁井田は、2025年12月14日のDEEP TOKYO IMPACT 2025 6th ROUNDで左京を1R 2:55のリアネイキッドチョークに仕留めてプロデビュー。2026年5月24日のDEEP TOKYO IMPACT 2026 3rd ROUNDでは廣瀬裕斗を1R 1:21の腕ひしぎ十字固めで下し、プロ2戦2勝2フィニッシュでこの3戦目を迎えた(DEEP TOKYO IMPACT 2026 3rd ROUNDの試合結果記事)。
極めの強さはすでにプロで通用している一方、スタンドの間合い管理とディフェンス意識には危なっかしさが残る——というのが当ブログのこれまでの見立てだった。プロ2戦はいずれも1R決着だったため、ラウンドをまたいだ戦いは今回が初めてでもある。
対する松岡疾人は中部の名門NEX SPORTS所属で、1997年10月28日生まれの28歳。身長162cmのフライ級で、この試合を迎える時点のプロ戦績は8勝9敗だった。2018年からDEEP NAGOYA IMPACT(古武道ファイト)を主戦場に18戦を戦ってきたベテランで、8勝の内訳はKO/TKO2・一本3・判定3とまんべんない。判定決着の多くがスプリットで、競った試合を拾ってくるタイプでもある。
直近は2025年4月20日のDEEP NAGOYA IMPACT 2025で八尋大希に1R 1:10のKO負け、8月17日のDEEP 126 IMPACTでは原虎徹に判定勝ち、12月14日のDEEP TOKYO IMPACT 2025 6th ROUNDでは松井ユウマに2R 3:51のリアネイキッドチョークで一本負けと、勝ち負けを繰り返している。キャリア8年、20歳の仁井田の倍近い試合数を持つ相手で、若手が飲まれやすい距離と時間の使い方を知っている選手だった。
セコンド
小倉コーチ / 山本颯志
試合内容
1R:
遠目の間合いからスタート、仁井田がボディジャブ、ハイ。
お互いにフェイントを使いながら距離を作っていく。仁井田が少しずつプレッシャーをかけて壁に押していく。
ハイキックからのショット、松岡はスプロールで切る。
松岡もプレッシャーをかけるが仁井田もかけ返す。松岡はワンツー、仁井田はバックステップで外す。
仁井田は姿勢を低くしてショットの体勢からのオーバーハンド、松岡はサイドステップで外す。
仁井田は前蹴りで松岡を壁まで押し込む。仁井田はプレッシャーをかけるが松岡はボディストレート。
仁井田はプレッシャーをかけ直し飛び膝。これは松岡はサイドステップで外す。
仁井田はプレッシャーをかけて距離が近づく、松岡はジャブ連打、仁井田はステップで外す。
仁井田のプレッシャーに松岡はサークリングで左右に回りながら対応、仁井田のステップインのストレートは外れる。
松岡は大きく踏み込みながら左右のコンビネーション、仁井田はバックステップ外しながらガード。
仁井田がリードジャブからプレッシャーをかける、松岡はサークリングしながらステップインから膝フェイントフック、仁井田はハンドガード。
仁井田がプレッシャーをかけるが、松岡がサークリングで上手くいなす。ストレートは外れる。
松岡がツーフック、仁井田はハンドガードとバックステップで対応。
仁井田はジャブフェイントから低空のショットでダブルレッグ。松岡は壁に背中を預けて耐える。
松岡は尻をつける体勢から立ち上がりスタンドへ。仁井田はポジションを作れず。
松岡がプレッシャーをかけるが、仁井田はサークリングしながらプレッシャーをかけ直す。
松岡は左右コンビネーションで前に出るが、仁井田はハンドガードとステップバックで対応。
仁井田はプレッシャーをかけながらカーフ。松岡は左膝フェイントからの左フック、仁井田はハンドガード。
仁井田のジャブは松岡がダッキングでかわしてフック、仁井田はハンドガード。
仁井田はテンカオ、松岡はキャッチして壁レスへ。仁井田はニーシールドしながら膝蹴りでラウンド終了。
1Rは僅差。手数では松岡だが、仁井田がほとんどガードしているので、同点が可能なら同点をつけたいくらいの内容だった。
2R:
仁井田がプレッシャーをかけようとするところに、松岡が左右コンビネーションで前に出る。仁井田はバックステップで外す。
仁井田のリードジャブにショットを合わせてシングルレッグ、壁まで引っ張っていき反転して壁に押し付けてダブルレッグに切り替えてTD。
足を束ねようとするが仁井田が防ぎ、同時に仁井田が足を上げてきて三角のセットを匂わせる。
松岡はその展開を嫌い立ち上がりスタンドへ。
松岡はプレッシャーをかけながらカーフキック、仁井田はジャブで返す。
松岡のジャブには仁井田はカーフを返す。
仁井田は右ストレートからの左膝のコンビネーション、松岡は左にステップして外す、仁井田は追いかけて左フックは外れる。
松岡は返しに左右のフック3連打、仁井田はバックステップしながらのアームガードで対応。
仁井田のプレッシャーのかけ始めに松岡はボディストレートからのフック、仁井田はフックをハンドガードで対応。
仁井田はプレッシャーをかけて右ストレートからの左膝、浅めだがヒット。
さらに左膝を当てに行くが、松岡がサイドステップで外す。
仁井田は更に追いかけて首を掴んでの膝、これを松岡が掴む。それに対して仁井田がニンジャチョークをセット開始。
松岡は転がして尻をつかせるがセットは外れず、仁井田は松岡の左足をフックしながら倒し、ニンジャチョークのセットのまま上を取りに行く。
松岡は何とか足のフックを外して腕を解除し立ち上がる。パウンドには行かずスタンドへ。
松岡、仁井田、共に疲れが見えるため手が出ず。睨み合いでの休憩。
仁井田が右ストレート、松岡も返す。
松岡がステップインからの右ストレートからの左フック、仁井田はハンドガードで対応。ジャブを返す。
仁井田はプレッシャーをかけ返しながらカーフからテンカオ、松岡はカーフの後の仁井田のモーションに対してダッキングをしていたため太ももが顔面にヒット。
更に首相撲からの膝をヒット。その膝は松岡がキャッチ、ドライブするがTDできず、チェーンレスリングで松岡がダブルレッグからドライブして壁に押し込む。
松岡の右手をコントロールしながら、耳の後ろに肘を連打で落とす。松岡は嫌って頭を落とし、上腕で頭部をガード。
松岡が頭を上げようとするところに肘を落としながら立ち上がる。
壁レスの展開で、ニーシールドをしながら足をふくらはぎに引っ掛けて胴をクラッチし、左手を巻き込んでフロントチョークに入る。
松岡は何とか頭を抜いて解除。パウンドを落とし仁井田は蹴り上げを出して試合終了。
2Rは仁井田。ただし微妙なところではある。
所感
ライブで見ている時には非常に微妙な内容に見えたが、見返すと仁井田は松岡のパンチをほとんどブロックしており、2Rの膝やサブミッションでの仕掛けの分で勝ち切ったと見ていい。
逆に松岡のパンチが当たったと捉えれば、松岡にポイントが上がる内容でもあった。
仁井田のスタンドのディフェンス技術の向上と、常にプレッシャーをかける姿勢が勝利を手繰り寄せたと言えるだろう。
当ブログは以前から仁井田のスタンドの距離感とディフェンスの危うさを指摘してきたが、かなり改善してきたと言える。
距離感という面ではもう少しなのだが、バックステップとハンドガード・アームガードを組み合わせることで、ダメージを貰いづらい立ち回りができるようになっている。
仁井田は肌がとても白いことで有名なのだが、ちょっとした腫れが赤くなるので目立ちやすく、少し印象が悪くなる面があるように思う。
実際、映像を見返すとしっかりハンドガードでパンチに対して手を入れて直撃を防いでいる。
対戦相手のレベルが一気に上がり、壁レスやレスリングで競り合う相手になってきて、仁井田のやりたい試合は展開しづらくなってきた。
この先どういうふうに伸ばしていくかが、キャリアに大きく影響するだろう。考えられる方向は大きく2つある。
- 壁レス・レスリング力を上げて、グラップラーとしての実力を上げていくパターン
- ストライキングを上げて、よりストライカーに近づいていくパターン
どういう選択をするかはわからないが、この壁を乗り越えた時にベルト戦線へ突入することができるようになるだろう。
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