ビリーと朝倉海、"喧嘩別れ説"を払拭する1枚
元JTTコーチのビリー・ビゲロウがインスタストーリーで朝倉海の写真を投稿。JTT看板前でピースサインをする朝倉海の姿が、2025年の退団騒動以来ささやかれた喧嘩別れ説を静かに否定している。
JAPAN TOP TEAM (JTT) の歴史を、前身のトライフォース六本木・トライフォース赤坂時代から、朝倉兄弟の上京、メガジム化、外国人コーチ期の試練、現在の竹浦・金原体制までを時系列で解説するトピック。
JAPAN TOP TEAM(JTT)は、トライフォース柔術アカデミー系列のフランチャイズ「トライフォース六本木」を起源とし、朝倉兄弟の上京・移籍を機にMMA志向のジムへとリニューアル、その後メガジム化を経て、現在は竹浦正起・金原正徳らを中心とした体制で運営されている、日本国内最大規模のMMAジムの一つです。本トピックでは、その設立から現在までの歴史を時系列でまとめます。
2013年、堀鉄平氏所有の六本木「Martial Artsタワー」の一角に、トライフォース柔術アカデミーのフランチャイズとして トライフォース六本木 が誕生。これがJTTの直接の前身となるジムです。
2017年、当時 The Outsider で活躍していた朝倉兄弟(朝倉未来・朝倉海)は地元・愛知県豊橋を拠点としていたが、堀オーナーは兄弟の才能を評価し、「上京してレベルの高い環境で練習すべき」 と上京を勧誘。
ただし上京には金銭的なハードルがあったため、堀オーナーは働く場所を提供する形で支援。具体的には:
これにより朝倉兄弟は東京の高い練習環境にアクセスできるようになり、その後 RIZIN で活躍し、日本MMAの顔となるブレイクスルー を達成しました。
2021年、朝倉海のUFC挑戦を意識した環境整備のため、フルサイズケージを導入できる施設 が必要となり、ジムは現在のJTTの場所へ移転。新拠点は 「TRI-FORCE赤坂 / HIITジム赤坂」 としてグランドオープンしました。
これに伴い、それまで赤坂Martial Artsタワーで運営されていた旧トライフォース赤坂は 「トライフォース溜池山王」 へと名称を変更し、純粋な柔術ジムとしてリニューアル。
朝倉海が海外修行などを通じて 海外メガジムの環境 に触れたこと、また朝倉未来が 2023年7月30日のケラモフ戦で敗北 し変革の必要性が叫ばれたことを契機に、ジムは 2023年10月に「JAPAN TOP TEAM」へ正式改称 し、メガジム体制への移行を開始しました。
これに合わせて、トライフォース溜池山王は再び 「トライフォース赤坂」 という名称に戻り、柔術ジムとして再リニューアルされています。
JAPAN TOP TEAMへの改称と同時に、メガジム体制の本格始動も2023年10月にスタートしました。当初は 指導者の人材不足 が大きな課題で、これを補うため外部コーチを順次招聘:
同時期に ジム独自のYouTubeチャンネル を開設し、所属選手のアピールやスポンサー案件を ジム単位で実施 するようになり、メガジムらしい運営体制への移行が始まりました。
朝倉海は2023年末のファン・アーチュレッタ戦に向けて、二人の外国人コーチを日本に招集:
両者は2023年末の試合に向けて JTT内でファイトキャンプ を実施し、その中には ヒロヤ なども含まれていました。
2023年末を勝利で飾った朝倉海は、UFC挑戦のため両コーチにJTTへの参加を依頼し承諾。両者は一旦母国に戻り諸々の都合を整理、その間ヒロヤはビリーに帯同してアメリカで 3ヶ月の地獄の修行 を行いました。
両コーチは2024年4月頃にJTTへ合流し、外国人コーチ体制が本格スタート。
しかし実態は、関係者間で思惑が大きく噛み合っていませんでした(ビリーコーチのインタビュー考察 参照):
2024年7月のSuper RIZIN.3で行われた 朝倉未来 vs 平本蓮戦 では、日本語ができないビリー・エリー両名がセコンドに入った ことで、朝倉未来ファンからの強い批判を受ける形となりました。
朝倉未来は同戦で敗北後に引退を表明。その後、柔術を始めるためにSNSでコーチを募集したところ、これに応募したのが 竹浦正起コーチ でした。竹浦は朝倉未来の専属コーチとして就任し、その柔術練習には次第に JTTで朝倉未来に近い選手 も参加するようになっていきます。
また朝倉海チームは、試合も決まっていない状況で タイへバカンス込みのファイトキャンプ に出発し、帰国当日のDEEPサマーフェスタでセコンドに入ることを希望するなど、JTT所属選手・朝倉海・外国人コーチの三者間の溝はさらに深まっていきました。
この体制下で朝倉海はUFC初挑戦に臨み、2024年12月7日のUFC 310「Pantoja vs. Asakura」フライ級タイトルマッチ にて、王者アレッシャンドリ・パントージャに 2R 2:05 リアネイキドチョーク で敗北。その過程で 対策練習の方針を巡り、朝倉海とビリーの間にすれ違い も発生していました。
その後もギクシャクした状態でJTTは続き、誰も全体を取り仕切る環境がない中、JTT所属選手は事実上置き去りに。体制は実質崩れていた と言える状態でした。
📌 この時期の変化を網羅的にまとめた解説記事: JTTは今どうなっている?ビリー離脱〜金原コーチ加入までの体制変化と選手主導クラスの実態まとめ【2025年版】
朝倉海のUFC初挑戦敗北(2024年12月)と、外国人コーチ陣(エリー・ビリー)と所属選手・朝倉海の間で噛み合わなかった思惑 の表面化を受け、JTTは2024年末から大きな体制刷新期に入りました。この時期の中核となったのは、次の3つの構造的な転換点です。
加えて、朝倉未来・朝倉海ら所属トップ選手自身が一部の若手・中堅を指導するプロ専用クラス(通称「未来クラス」「海クラス」)も新設され、外国人コーチに依存していた頃とは大きく異なる 選手主導型・国内主導の指導文化 が徐々に形成されていきます。詳細は以下の各サブセクションを参照してください。
2024年末、立て直しとしてエリーをヘッドコーチに据える体制となるも、エリー自身の都合により JTTから離脱。続いてビリーも 2025年4月に「言語と文化の壁」を理由として退団・アメリカへ帰国 しました。
ビリーは2025年7月、ゴング格闘技で行われたインタビューにおいて JTTでのコーチング経験への不満と取れる発言 が報じられ、朝倉海が「ゴン格の取材は2度と受けない」と宣言する事態に発展。これをきっかけに、世間では 「ビリー × 朝倉海・JTT 喧嘩別れ説」 が広まりました。
ただし2026年4月、ビリーがインスタストーリーで JTT看板前の朝倉海の写真 を投稿し、関係継続が示されたことで、喧嘩別れ説は静かに否定される形となっています(詳細は ビリーと朝倉海、“喧嘩別れ説”を払拭する1枚 参照)。
2025年初頭、竹浦正起コーチがJTTのコーチとして正式に参加。グラップリングクラスの指導だけでなく、ジム経営の側面にも携わる ようになりました。
実態として、一部選手のための外国人コーチ費用や海外遠征費用がジムから出ており、その赤字は堀オーナーが補填 していたため、これを見直す動きが起きていたと指摘されています(堀鉄平氏自身が新体制の方針を語ったインタビュー動画はこちらの感想記事も参照)。
朝倉未来の復帰戦となった 2025年5月4日の鈴木千裕戦 では、既に竹浦体制として運用されていたと見られています。
朝倉海はUFC 2戦目として 2025年8月16日のUFC 319「du Pressis vs. Chimaev」 に出場し、ティム・エリオットに 2R 4:39 ギロチンチョーク で敗北。
立て直しとして、当時現役引退直後の金原正徳コーチ(2025年7月の超RIZIN.4で引退)に専属ヘッドコーチを依頼し、2025年9月1日付で就任。
当初は朝倉海のみを見る形でしたが、メインの練習場所であるJTTの環境整備が必要 という判断から、金原コーチは朝倉海の専属という立場を維持したまま、JTTのプロ練習環境の整備とクラス担当 も務める形に発展していきました(詳細は 金原コーチがJTTでクラスを持っている理由 を参照)。
この体制の一環として、トップ選手が指導するプロ専用クラス も新設され、朝倉未来・朝倉海らが一部選手を指導する形も生まれています。
JTTの指導陣は、プロ練習担当・一般会員向けクラス担当・キッズクラス担当・選手個別サポートの4つに大別されます。詳細は /coaches/ を参照。
JTT所属プロ選手・セミプロを対象としたクラス。
入門〜中級者向けの一般会員クラス。
クラスは持たず、選手のセコンド帯同・スパー相手・ミット・補助練習などを担う役割。
元JTTコーチのビリー・ビゲロウがインスタストーリーで朝倉海の写真を投稿。JTT看板前でピースサインをする朝倉海の姿が、2025年の退団騒動以来ささやかれた喧嘩別れ説を静かに否定している。
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