【試合結果】朝倉海、UFC初勝利!マカオでスモザーマンを1R左フックKO——バンタム級転向初戦で完全復活
朝倉海がUFCファイトナイト・マカオでキャメロン・スモザーマンを1R1分50秒、左フックでKO。UFC2連敗からの再起、バンタム級転向初戦で待望のオクタゴン初勝利を飾った。
大会情報
EVENT INFOUFCファイトナイト・マカオ。朝倉海がUFCバンタム級でキャメロン・スモザーマンを1R KOで下し、UFC初勝利を挙げた。

朝倉海が、ついにオクタゴンで勝った。2026年5月30日(土)、中国・マカオで開催されたUFCファイトナイト・マカオ「ソンvs.フィゲイレード」で、朝倉海はキャメロン・スモザーマン(アメリカ)を1R1分50秒、左フックでKO。UFC2連敗、約9ヶ月のブランク、フライ級からバンタム級への転向——すべての逆風を跳ね返し、待望のUFC初勝利を手にした。
大会概要
- 大会名: UFCファイトナイト・マカオ「ソンvs.フィゲイレード」(UFC Fight Night 277)
- 日程: 2026年5月30日(土)
- 会場: ギャラクシー・アリーナ(中国・マカオ)
- 配信: U-NEXT / UFC Fight Pass
朝倉海 vs キャメロン・スモザーマン(バンタム級 / 5分3R)
結果: 朝倉海の勝利(KO 1R 1:50 / 左フック)
これで朝倉海のプロ戦績は 22勝6敗。UFCでは初の白星となった。
ハイライト動画
試合後のインタビュー(U-NEXT公式)はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=NfG-QjUefkw
計量
両者とも前日計量をパス。朝倉海はバンタム級(135ポンド)でのリミットを問題なくクリアし、フライ級時代の過酷な減量から解放された状態で当日を迎えた。
明らかに調子が良さそうだ。フライ級の頃の「今にも倒れてしまうんじゃないか」と心配するような状態ではなく、しっかりと「あの頃の朝倉海」だ。
試合の背景
UFCデビュー戦のUFC 310ではフライ級王者アレッシャンドリ・パントージャに2R リアネイキッドチョーク、続くUFC 319ではティム・エリオットに2R ギロチンチョークと、2戦連続のサブミッション負け。グラップリングの課題が突きつけられた。
2025年9月、上海のUFCパフォーマンス・インスティテュートでの測定を経てバンタム級転向を表明。約9ヶ月をかけて肉体改造を行い、金原正徳コーチとの新体制でこの一戦に臨んだ。「RIZIN時代にKOしてたみたいな試合が見せられる」と語っていた言葉を、証明できるかが問われた。
また、現状のポジションを考えた場合、ただ勝つだけではなく「朝倉海」という存在をアピールできる勝ち方も求められている状況だ。
→ プレビュー記事: 朝倉海UFC3戦目|5月30日マカオでスモザーマンと激突
試合内容
セコンドは金原・小倉・竹浦。両者オーソドックス。
試合開始早々、朝倉が踏み込みのカーフキック。スモザーマンはハンドガードを固める方向で反応していてカーフがクリーンヒットしスモザーマンが一回転。 続いて朝倉が前足のミドルハイでスモザーマンの腕に攻撃。さらにカーフを狙いに行くが、これはスモザーマンが外す。 さらに、朝倉が踏み込みストレートからの前手フックのコンビネーション。これもスモザーマンが外す。 スモザーマンは朝倉のスピードに慣れるための様子見と思われる。
朝倉とスモザーマンが間合いの奪い合いから、スモザーマンがジャブ。これは朝倉には届かない距離。 朝倉はジャブステップインから前手フック、これもスモザーマンはバックステップで外す。 そこから朝倉がボディへのストレートをヒット。朝倉が前足のミドル、スモザーマンガード。さらにリードジャブはブロッキング。 朝倉はストレートで踏み込みに行くが、スモザーマンはバックステップからのカウンターの前手ジャブをヒット。 スモザーマンがジャブのダブル、これは朝倉がバックステップで外す。 朝倉が間合いを少し詰めるがスモザーマンはジャブで牽制。浅くヒット。朝倉の間合いの詰め方が雑だ。
朝倉がジャブモーションからのアッパーモーションでステップインからの前手フックからの右フックのコンビネーション。前手のフックはガードの上だが、最後の右フックがスモザーマンの顎を打ち抜き、スモザーマンはフラッシュダウン。 スモザーマンは慌てて下がり壁際。朝倉がツーワンをヒットさせ、さらにツーフックのコンビネーションをクリーンヒットさせてスモザーマンがダウン。追い討ちのパウンド一発の時点でレフェリーがストップして試合終了。
スモザーマンは失神しており暫く動けない状態となった。
現地の客席から撮影された試合の映像(ファンによる投稿)も上がっている。
https://x.com/mmakh65/status/2060700047139053987:embed
所感
ちょっと涙出ました。
アーチュレッタを倒して勢いよくUFCに参戦し初戦でベルト戦も一本負け。次戦、下位ランカーに対して、試合をリードしていたにもかかわらず選択ミスで一本負け。
国外だけでなく国内からも相当バッシングを受け馬鹿にされ、その状況からフライよりも層の厚いバンタムに上げる宣言をし、負けたらリリース確実と言われる今日の試合でド派手なKOで観客を魅了した。
相手は2連敗中とはいえFury FCの元王者で、国内大会のアンダードッグとは比べものにならないレベルの選手だった。
その選手に対して、結果的に何もさせず、ちょっと意味が分からない前進しながらの重心移動のコンビネーションで効かせてからの壁際のフックでのフィニッシュ。
前進しながらスイッチの前手フックから更にスイッチで重心を戻しながらの奥手フック。これで完全に効かせられるわけですから朝倉海という選手の殺傷力だから成せる技ですね。
UFCでの2戦、フライ級でスピードは落ちていませんでしたが、朝倉海選手の「殺傷力」というプレッシャーが削がれてしまっていたのは間違いないのでしょうね。
UFCのバンタム級は魔境も魔境。強者揃いなわけですが、少しでも良い結果が残せる事を願っています。
朝倉海選手、おめでとうございます。
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