【試合予想】GRACHAN82|三笠貴大 vs 児玉勇也リマッチ徹底展望
2026年5月17日のGRACHAN82で、三笠貴大(JTT)が児玉勇也とリマッチ。初代ストロー級王者決定リーグ戦の初戦を徹底予想。前戦の振り返り、両者のプロフィール比較、勝敗ポイントまで整理する。

2026年5月17日、GRACHAN82で三笠貴大 vs 児玉勇也のリマッチが組まれた。第8試合に用意されたのは初代GRACHANストロー級王者決定リーグ戦の開幕戦という大舞台。前戦は2024年9月のGRACHAN71——三笠がマジョリティ判定で敗れており、JTT勢としては借りを返しにいくリベンジマッチだ。
あれから三笠はGRACHAN81で辻本竜太に1R 36秒TKO勝ちを決め、自身初のパンチKOで勢いに乗っている。対する児玉は2025年5月の沖縄修斗・大城匡史戦でTKO負けを喫し、その後GRACHAN公式が「負傷の瞬間」コメント動画を公開。長期離脱を経ての復帰戦となる可能性が高い。
勝てば三笠はプロ初の勝ち越し。そしてリーグ戦の初戦。本記事では、前戦のおさらい、両者のプロフィール比較、そして現時点での勝敗ポイントを整理していく。
大会概要
- 大会名: GRACHAN82
- 日程: 2026年5月17日(日)開場12:30 / 試合開始13:00
- 会場: 東京都大田区産業プラザPIO
- 配信: GRACHAN放送局 / GRACHAN YouTubeメンバーシップ
- 公式: GRACHAN82 大会ページ
本大会の第8試合で、JTT所属・三笠貴大が初代GRACHANストロー級王者決定リーグ戦の初戦を戦う。同リーグ戦は同日第7試合の丸山大輝 vs 大城正也とのセット2試合制。
試合予想
三笠貴大 vs 児玉勇也(ストロー級 / 5分3R ※初代ストロー級王者決定リーグ戦)
■ 試合の背景
- リマッチ: 2024年9月15日 GRACHAN71(ストロー級 5分2R+延長1R)で対戦。児玉がマジョリティ判定で勝利
- 本戦は初代GRACHANストロー級王者決定リーグ戦として組まれたため、ルールは5分3Rにアップ
- 三笠の現プロ戦績は4勝4敗。勝利すればプロ初の勝ち越し
- 三笠は2026年3月1日のGRACHAN81で辻本竜太に1R 36秒TKO勝ち(右オーバーハンド→パウンド)。自身初のパンチKOで、勢いのまま次戦へ
- 児玉は2025年5月1日公開の「THE SHOOTO OKINAWA Vol.12」で大城匡史(沖縄糸満/THE BLACK BELT JAPAN)に2R 2:02 TKO負け(スタンドパンチ/レフェリーストップ)。1Rのジャッジは全員9-10で児玉サイドながら、2Rに逆転負け
- 2025年6月28日、GRACHAN公式が「児玉勇也が語る”負傷の瞬間”とは」というコメント動画を配信。沖縄大城戦を機に負傷し、GRACHAN82は約1年ぶりの復帰戦となる可能性
■ 両者のプロフィール
三笠貴大(JTT)
- 生年月日: 1992年7月30日(33歳)
- 身長: 165cm
- 出身: 神奈川県
- スタンス: オーソドックス
- ベース: MMAスタート/ストライカー寄りオールラウンダー
- 武器: ジャブ+カーフキックからの右オーバーハンド、腕ひしぎ十字固めも
- プロ戦績: 4勝4敗
児玉勇也(トイカツ道場/とらの子レスリングクラブ)
- 生年月日: 1990年5月31日(35歳)
- 身長: 158cm
- 出身: 岩手県北上市
- スタンス: オーソドックス
- ベース: レスリング(とらの子レスリングクラブ)
- 武器: チョーク系サブミッション
- プロ戦績: 不明
身長差は三笠+7cm。ストライカー(三笠)vs レスラー/サブミッションハンター(児玉)という構図。
■ 三笠貴大の直近戦績(2023年〜)
- 2026/3/1 GRACHAN81: ○ 辻本竜太 / 1R 0:36 TKO(パンチ)
- 2025/8/31 GRACHAN: ● 大城正也 / 2R判定(マジョリティ)
- 2025/5/31 GRACHAN: ○ 粂大樹 / 2R 4:22 腕ひしぎ十字固め
- 2024/9/15 GRACHAN71: ● 児玉勇也 / 2R判定(マジョリティ)← 前戦
- 2024/5/26 GRACHAN: ○ 丸山大輝 / 2R判定(全会一致)
- 2024/3/10 GRACHAN / Brave: ○ 原拓郎 / 2R判定(全会一致)
■ 児玉勇也の直近で追える試合
- 2025/5/1公開 THE SHOOTO OKINAWA Vol.12: ● 大城匡史 / 2R 2:02 TKO(スタンドパンチ/レフェリーストップ)
- 2024/9/15 GRACHAN71: ○ 三笠貴大 / 2R判定(マジョリティ)← 前戦
- 2023/9/13 GRACHAN G63: ○ 御代川敏志(パラエストラ柏)/ KO(フライ級次期挑戦者決定戦)
■ 勝敗のポイント
前回の試合を総括すると「大きな差はなかった」と言える内容だった(審判の一人はドローをつけていた)。1Rに三笠がフラッシュダウンを奪われた場面(その後の展開に影響はなかった)があったため児玉についた印象の試合になったが、それ以外の部分では差はなく、多少三笠が押している場面の方が多かったかな、という感じだ。強いていえば、児玉は組みにこだわっていなかった分スタンド勝負になり、そこで互角になっていた可能性はある。ただ児玉が三笠をTDできなかったのも事実で、直近の三笠 vs 大城戦を見ても三笠の壁レスディフェンスはかなりのレベルに達しており、今回TDを狙うのも相当に難しいと見ている。
では現在の両者が組みに行った場合どうなるか。過去の試合を見比べる限り、おそらくスタミナ戦の形になる。どちらかがスタミナ戦に勝機を見出していれば積極的に組みを仕掛けるだろうが、1年ぶりの復帰戦で3Rルールの児玉が自ら仕掛けるかは、筆者としては否定的だ。三笠も同様に仕掛ける可能性は低いように思う。2024年9月の児玉戦前後からレスリング・グラップリングにかなり力を入れて練習してきているのは分かっているのだが、それが決め手になるようなカードにまで成長しているかというと疑問だからだ。そもそも三笠も3Rの経験はほぼ無く、未知の3Rに踏み込んでまでスタミナ戦に持ち込まないと勝てないと考えるほどの格上とは、児玉のことを見ていないはずだ。組みの展開があるとしても、クリンチ距離から壁レスに入り、TDが成功してグラップリングになる、くらいが流れの中で起こる限度だろう。
結論としては「前回と同じようにスタンド+クリンチ+壁レス」という試合内容になり、三笠有利と見ている。ただし1Rは児玉が組みを仕掛ける可能性は十分にある。そこで有利に展開できれば、児玉は組みのプレッシャーを持ってスタンドを展開できるだろう。逆に三笠がそれを切る、もしくは壁レスで優位な展開を作れれば、リーチ差を活かしたスタンドを作りやすくなる。筆者的には、三笠が壁レス有利を取って打ち合いとなる前回のような形になるのではと考えている。
まとめると、この試合は三笠が児玉の選択を受ける試合展開になり、その上で三笠が有利に運べる、というのが筆者の予想だ。唯一の不安点は3R。三笠は初の3Rであり、児玉は過去に経験している。この差は非常に大きい。三笠が試合までにどれだけスタミナを作れるか、3Rに合わせた試合展開を作れるか。これがもう一つの勝敗ポイントとなるだろう。
■ 参考動画
- GRACHAN81 三笠貴大 vs 辻本竜太(1R 36秒TKO)
- GRACHAN71 三笠貴大 vs 児玉勇也(前戦/メンバー限定)
- THE SHOOTO OKINAWA Vol.12 大城匡史 vs 児玉勇也(2025年5月公開/児玉TKO負け)
- GRACHAN公式「児玉勇也が語る”負傷の瞬間”とは」(2025年6月28日公開)
- GRACHAN G63 児玉勇也 vs 御代川敏志(KO決着/2023年9月)
- GRACHAN 粂大樹 vs 三笠貴大(三笠の腕ひしぎ十字固め一本勝ち)
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