【試合結果】 PANCRASE 361 | JTT参戦選手 試合結果まとめ

PANCRASE 361で行われた山木麻弥(JAPAN TOP TEAM)vs 荒田大輝(パラエストラ八王子)の試合結果を解説。壁レスとスクランブルの攻防、判定に至るまでの試合展開、山木の課題と今後のポイントを振り返ります。

JTT試合結果
山木麻弥
大会名 PANCRASE 361
開催日 2026/03/14
記事種別 試合結果
出場JTT選手

大会概要

  • 大会名 :PANCRASE 361
  • 開催日 :2026年3月14日
  • 会場 :横浜武道館

試合結果

山木麻弥(JAPAN TOP TEAM)vs 荒田大輝(パラエストラ八王子)

  • バンタム級 5分3R
  • 勝利 :荒田大輝
  • 決着 :判定(28-29, 28-29, 28-29/0-3)

計量

両者クリア。体格を見比べると、やはり荒田は腕が長めの体型。ヘソの位置も荒田の方が低く、上半身のリーチが長い。足のリーチに関しては大きな差はなさそうだった。

試合の背景

山木はプロデビュー後、3戦3勝3KOと一気にランキングまで駆け上がった期待株。しかしその後、後の王者・田嶋椋に敗れ、さらにRIZIN名古屋大会のオープニングファイトでも石坂空志に判定負けを喫し、今回は2連敗からの再起戦となった。しかも本戦は、JAPAN TOP TEAM移籍後の初戦でもあり、仕切り直しの意味合いが非常に大きい一戦だった。

対する荒田は、パラエストラ八王子所属の新鋭。敗北はネオブラッドトーナメント決勝での山口怜臣戦のスプリット判定のみで、キャリアは5勝1敗。2025年にはギレルメ・ナカガワにTKO勝ち、安藤武尊にRNC勝ちを収めており、決定力と勢いを持った若手ランカーとしてこの試合に臨んでいた。

試合内容

1R

山木はミドル、ハイから入る。荒田のショットと山木のオーバーハンドが交錯。荒田が首を取るが、山木が解除してクローズドポジションへ。荒田が三角を仕掛けるが、山木が解除してスタンドに戻す。

山木はジャブからのボディフック。荒田はジャブにショットを合わせたため、ボディフックが顔面をかすめる。荒田は胴に組みついて壁までドライブし、バックを取ってグラウンドへ。

荒田がおたつロックを組むが、山木が解除して反転に成功しスタンドへ。荒田は左目付近をカット。山木はミドルキックを入れてプレッシャーをかけるが、山木の攻撃のタイミングに荒田がうまくショットを合わせ、壁レスの展開へ。

荒田は山木のニーシールドを崩してTDに成功。腕十字を仕掛けるが山木が解除する。しかし荒田はしつこく三角にトライ。横三角から三角を狙うが、山木が解除してスタンドへ。

山木はプレッシャーをかけるが、荒田がショットからTDに成功。荒田が首を取ったタイミングで1R終了。

どちらが取ったか難しいラウンド。

2R

山木は左フックを当ててミドルキックを刺す。山木がプレッシャーをかけて壁に押し込むが、荒田がクリンチから壁レスに展開。山木は振りほどいてスタンドへ戻す。

山木は前手のアッパーで入っていくが、荒田が再びショットからダブルレッグ。山木の足を束ねて尻をつかせる。山木は立ち上がるが、荒田は柔道系のスローで崩す。スクランブルから山木がタックルでTD。

荒田はフロントチョークに入るが、山木が切ってスタンドへ。荒田がクリンチからダブルレッグでドライブして壁レスへ。山木はニーシールドで粘るが、荒田が崩してスクランブル。荒田がバックを取って4の字ロックに成功。

荒田がRNCを仕掛けるが、山木はディフェンス。しばらく4の字ロックの状況でハンドファイトが続き、ラスト20秒で山木が強引に反転してパウンドを打ち、ラウンドを終える。

2Rも微妙だが、やや荒田か。

3R

荒田がジャブからのショットを仕掛けるが、山木がテンカオ。仕掛け自体は良かったが、やや詰まったため致命傷にはならず。

壁レスの展開から荒田がバックを取ろうとするが、山木は前に落として解除しスタンドへ。山木はミドルキックを入れるが、荒田はプレッシャーをかけて山木にパンチを出させ、そのタイミングでショットへ入り、ダブルレッグから壁レスへ。

荒田は山木のディフェンスを崩しながらスクランブルからサイドを取り、肩固めへ。山木はディフェンスから瞬発力を使って反転に成功し、パウンドを打っていく。

スクランブルからバックを取りかけるが、すっぽ抜けてスタンドへ。パンチの攻防から、やはり荒田がショットから壁レスへ。崩してスクランブルからバックを取る。

それでも山木は諦めずにスクランブルを起こして抜け出そうとするが、荒田も対応して試合終了。

所感

とにかく壁レスで完全に上回られてしまったという印象でした。スタンドでは、カウンターのショットで打撃を潰され、思うようにスタンド勝負を展開できず、そのまま壁レスに持ち込まれて崩される流れ。

壁際で崩され、スクランブルでも不利な形でポジションを取られてしまう。そこからグラップリングの攻防で反転して返す場面はあったのですが、荒田の足のフックとコントロールがよく効いており、完全に支配するところまでは持っていけなかった。全体としてはジリ貧な試合でした。

一方で、山木のスタミナ面はかなり良くなっているように見えました。今回の試合はかなり苦しい展開だったと思うのですが、それでも3R最後までしっかり戦い抜いていたのは好材料です。

もう少し壁レスの局面で荒田のスタミナを削ることができれば、また違った展開になったかもしれません。

これで3連敗となり、苦しい状況なのは間違いありません。ただ、試合内容としては終始動きがあり、見応えのある試合でもありました。課題となった壁レスの部分を修正したうえで、諦めずにまた挑戦してほしいですね。

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