中島太一、格闘技歴14年にして初めて練習後メシに行く
元パンクラス王者・中島太一がXに投稿した「練習後に昼めし行ったの14年間で今日が初めて」が話題に。格闘技歴14年で友達ゼロだった男がJTTで何を得たのか。
元パンクラスバンタム級王者・中島太一が3月27日、自身のXにこう投稿した。
一緒に行ったのは朝倉海。なのに添えられた写真はカツ丼だけ。朝倉海は写っていない。14年ぶりの記念すべき「初の練習後メシ」で、撮ったのがカツ丼の単体写真。一緒に行った相手を写すという発想が存在しない。SNS撮り慣れてなさすぎる。
14年間、何をしていたのか
冷静に考えてほしい。14年間である。
中島太一は2012年にプロデビューしている。パンクラスのネオブラッド・トーナメントを制し、2021年には第4代バンタム級王者になった。RIZINではケラモフやキム・スーチョルと拳を交えた。戦績18勝14敗。32試合。
32回も殴り合っておいて、練習後に飯に行ったことは一度もなかった。
パラエストラ東京時代もダメ。ロータス世田谷時代もダメ。RIZINに出ようがパンクラスで王座を獲ろうが、練習が終わったら一人で帰っていた。14年間ずっと。
JTT加入2週間で達成
中島太一がJTTに加入したのは2026年3月13日。それからわずか2週間で「初めて友達ができた感じ」に到達した。
14年間で成し遂げられなかったことを、JTTは2週間で解決した。
2025年11月、RIZIN LANDMARK 12で後藤丈治にKO負けし、引退も示唆していた中島。現役続行を選び、JTTの門を叩いた先で手に入れたのは、新しいトレーニング環境でも対戦相手の情報でもなく、練習後にカツ丼を食べに行く仲間だった。
次の挑戦
中島太一の挑戦はまだ始まったばかりだ。
「練習後メシに行く」をクリアした今、次のステップは多い。練習後にコンビニでアイスを一緒に買う。LINEグループに入る。誕生日会に呼ばれる。仲間の試合をセコンドで見届ける。ほのぼのかいちゃんねるに出演する。
14年間のブランクを考えれば、どれも簡単ではないだろう。だが今の中島太一には、カツ丼を一緒に食べた実績がある。この男の「仲間づくり」の行方を、引き続き見守りたい。