DEEP 128 IMPACT JTT勢の試合結果・感想
DEEP 128 IMPACTのJTT勢レビュー。山田聖真は北岡悟に3-0判定勝ちも決定力に課題。倉本大悟はボディ配給→テンカオ→右の打ち下ろしで2R TKO。次戦への改善ポイントも簡潔に整理。
大会名 DEEP 128 IMPACT
記事種別 試合結果
出場JTT選手
北岡悟(パンクラスイズム横浜)vs 山田聖真(JAPAN TOP TEAM)
DEEP ライト級|5分3R WIN 山田聖真 3-0 判定
計量
- 両者クリア。北岡はかなりコンディションが悪そう(前回の山本戦より不調に見える)。減量が厳しかったと推測。
- 山田は ヘルモグちゃんねる の減量動画どおり余裕あり。水抜き幅はライト級としては小さめ。将来的に筋量アップは選択肢だが、スタミナ配分とセットで計画的に。
試合展開
1R
- 山田が右オーバーハンドで入るが、北岡の添え手に当たりノーダメージ。
- ストレートはヒット。北岡のクリンチにテンカオを合わせるがガードされる。
- 北岡が壁まで押す→山田が反転。北岡は省エネ、山田は相手の出方待ちで膠着。
- 北岡が首投げ→山田が耐える。北岡はギロチンへ、山田はバスターで解除し上から軽いパウンド。
- いったんクローズドへ。北岡が再度ギロチンの形を作るが、山田は足を束ねて上をキープ。
- 大きなダメージなし。 ポジション優位とパウンドの差で山田。
2R
- 山田は距離が遠く、大きいストレートが空振り。
- 北岡がニータップで押し込む→山田が反転し双差し→動き少なくブレイク。
- 北岡は右フックからダブルレッグ。山田はギロチンをセット(足もフック)するが、北岡が力で首を抜く。
- 北岡が上→山田が立ち直り→スタンドへ。
- 喧嘩四つの外を取った山田の右がヒット。北岡はパンチが見えていない。
- ただし山田は詰め切れず。北岡の大ぶりフックはガード。
- 北岡の踏み込みに山田のテンカオが当たるが、明確なダメージには至らず。
- 残り15秒、山田はスーパーマンパンチ2発。 僅差で山田。
3R
- 山田が外をキープして右を当てる。北岡は見えていない。
- 北岡の走り込み左は、山田がバックステップで回避。北岡はつまずいて転倒。
- 北岡のノーモーション左は空振り。山田はボディフック、右フックをヒット。
- 北岡は壁へ追い込むが、タックルは切られ、逆に押し込まれる→引き込み。
- 立ち直って壁レス→膠着→ブレイク。
- 北岡は歩きながらパンチを振る。山田はフックを返す。北岡はショットからシングルへ。
- 山田はシングルを潰してバック気味→チョーク気配。北岡が担ぐ→山田はトライアングルアームバー狙いも抜ける。
- ノースサウスで北岡が上→山田が立ちかけに北岡がかぶる→山田が押し返してスタンド。
- 終盤、山田はプレッシャーで当て続けるが、踏み込みが足りずダウンまでは至らず。
- ダメージ差で山田。
感想
- 山田は判定3-0で順当勝ち。ただし、現状の北岡(45歳)を フィニッシュできなかった点は課題 。
- リーチ・スタミナ・スタンド・壁レス・グラップリングの総合力は山田が上。それでも踏み込み不足で倒し切れなかった。
- ジャブで触ってレンジを作る→ 二歩目の踏み込み が試合中に出ない。ミットの良さが試合で再現されていない。
- 推測だが、ハイレベルなスパー相手が多く“見え方の基準”が上がりすぎて、試合で躊躇が出ている可能性。技術は確実に上がっているが相手選手の力量に応じて戦い方を対応していくレベルまではまだ到達していないと考えられる。
- 何かきっかけが必要なのではないかと。思い切ってキルギスへ出稽古に行ってみても良いと思うしタイに行ってみても良いと思う。ボクシングジムに出稽古行っても良いと思う。
- とはいえ、仕掛けへの対処やサブミッションの組み立ては良かった。 ベルトを目指すなら決定力の底上げは必須 。潜在力はもっと高い。
大木良太(フリー)vs 倉本大悟(JAPAN TOP TEAM)
DEEP ライト級|5分3R WIN 倉本大悟 2R TKO
計量
- 倉本は9日前で残り約10kgから仕上げ。間に合わせたうえで、前回より上半身・脚に厚み。
- 大木はコンディション良好(やや脂肪は乗り気味だが、もともと絞り切らないタイプ)。
試合展開
1R
- 倉本はオーソドックス。前手で外を取り、上が固いと見るとボディストレート。
- 大木はオーバーハンド系、走り込みのパンチで押し返す。
- 倉本は圧力をかけて壁へ。ボディストレートを継続。大木はオーバーハンドやニータップで対抗。
- 牽制のインカーフも混ぜる大木。
- それでも倉本の圧が勝ち、壁でボディ/三日月を被弾。
- 大木のシングルは倉本が切る。押し込みから壁レス。多彩にTDを狙う大木に、倉本は柔道系の粘りで対応。切り際の膝もヒット。
- 終盤は大木がオーバーハンド、倉本は三日月。
- 小差で倉本優勢。
2R
- 倉本が外をキープし、1-2-3を当てて 両手カバー を誘発。
- テンカオがクリーンヒット。
- さらに首を抱えて膝→ 二発目のテンカオ。
- 組みに来た大木へ 打ち下ろしの右 。膝から崩れたところに追撃でレフェリーストップ。
- チャンスを逃さずTKO。
感想
- 狙い通りの勝ち方。 ボディ配給で体を丸めさせ、テンカオで中央突破→右の打ち下ろしで仕留め切り。前戦の“勝ち急ぎ”はなく、まとめが上手かった。
- 次は暫定王者戦か、神田戦を挟むか、あるいはRIZINか。期待は高まる。
- ただしRIZIN上位を見据えるなら、 大柄相手の壁レス&再ショット耐性 とフィジカルはもう一段必要。JTT外で、重量級レスリング勢との出稽古が有効。